2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読後感想 「白い声」上下

伊集院 静 著 を読む。悪事を重ねた男を一筋に愛し貫く少女の物語。キリスト教への信仰心をまじえて、スペインで の逃亡の旅が綴られている。主人公の少女は、信仰心が厚く、男を包み込むような慈愛に満ちている。 でも、こんなに清らかで、毅然とした人は、…

読後感想 「鴨川ホルモー」

万城目学 著 を読む。大学生に戻って! 何て、ユニークな作品なんだろう!よくこんな発想ができるな~と思った。京都が舞台なので、実話? と思える程だ。主人公の心理描写が上手い。著者も京大卒業生との事で、リアリテイがある。 映画もきっと楽しいだろう…

読後感想 「中国がわからない」

青木裕司・片山まさゆき著 を読む。漫画と対談形式で、素人に分かりやすい。中国、大きすぎて本当にわからない。しかし、中 国と米、対ソ、近隣諸国との歴史を紐解く事で、現在の中国の位置付け、引いては日本の将来が予測 出来そう気がする。 最近、一部の…

読後感想 「向日葵の咲かない夏」

道尾秀介 著 を読む。最初から、心臓がバクバクする展開だった。しかも子供が主人公なので、胸が痛む内容だっ た。が、しかし途中で、えっ~これは無いだろうと言う展開になった。サスペンスの掟破りだ。解説に もあったが、この本は、きっと印象深く、何年…

読後感想 「月光の東」

宮本 輝 を読む。これまた知人に借りたので、せっせと読む。昔、宮本輝さんの何かの作品を読んだ記憶はある が、覚えていない。この本のあらすじは、「自殺した夫の原因となった女性を探す」話だったが、凄く 長い文学作品なのだ。ちょっとドロドロ系で、は…

読後感想 「アフターダーク」

村上春樹 著 を読む。村上春樹は、いつも図書館で、一旦借りるのだが、いつも読まずに返却してしまう作家だ。今 回、知人に借りたので、すぐ読む。何だか不思議な雰囲気の漂う内容だ。サスペンスばかり読んでいる と、勝手に脳が推理して、犯人を捜そうとし…

読後感想 「4日間の奇蹟」

浅倉卓弥 著 を読む。出だしから、悲壮感漂う物語。健常者は、もっと障害者のことを学ばなければ。。 と反省させられた。主人公は、オーストリア滞在中に事件に巻き込まれて、少女の面倒を見る事になっ た。おまけに自分もピアニストなのに指を怪我して、道…

読後感想 「標的走路」

大沢在昌 著 を読む。 きっと有名な方ですよね?男性用のサスペンス見たいな感じで、初めてなので、良く知らないのです が、ふと違う世界に行ってみたくなり手にしてみました。いきなり爆弾が仕掛けてあったり、衝撃 のスタートです。映画にしたら面白そうな…