読後感想 「光の山脈」 V13114
樋口 明雄 著
を図書館で借りてよみました。書店で一押しみたいだったので、気になっていました。
樋口さんは、狼は眠らないに続いて2作目です。
犬たちとともに山を駆けめぐり、イノシシを狩るロッタこと六田賢司。無欲で純粋なこの若き猟師の前に立ちはだかったのは、暴力団と手を握った企業による悪辣な自然破壊だった。その魔手が、身重の妻と新聞記者である兄に及んだとき、ロッタは狼犬・シオと、豪雪と蒼氷の南アルプスにたてこもる。マイナス20度の極寒の世界で、容赦なく顔を叩く地吹雪。壮絶なサバイバル戦の火蓋が切って落とされた…。山岳冒険小説の金字塔と大絶賛された感動の物語、待望の文庫化。
もう読んでいて手に汗握る展開です。ハラハラドキドキしました。
今まで読んだ事の無い山岳小説です。(主人公は、結構不死身な感じですが・・)
そして、雪山の美しい情景が見えて来るような文章です。自然に対しての畏怖と敬意を凄く感じます。
罪の無い動物が、死ぬ所は、本当に可哀想でした
八ヶ岳が出て来て、この前行ったよ~と一人で、ニンマリしていました
登山は、経験した事がないですが、「物見岩」に行ってみたくなりました
読んだ後に体温が上がる小説です。温まりたい方におススメで~す