読後感想 「怒り 上下」 V14076~7

吉田 修一 著
を図書館で借りて読みました。吉田さんは結構好きな作家さんで、7割位は読了しています。

殺人事件から1年後の夏。房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、大手企業に勤めるゲイの優馬は新宿のサウナで直人と出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。それぞれに前歴不詳の3人の男…。惨殺現場に残された「怒」の血文字。整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作!

愛子は田代から秘密を打ち明けられ、疑いを持った優馬の前から直人が消え、泉は田中が暮らす無人島である発見をする―。衝撃のラストまでページをめくる手が止まらない。『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作!

主に3つの話が同時並行で書かれています。(厳密には4つです)
どんな展開になるのか犯人はと思っていましたが、上巻では、全く・・
でも筆力があるので、どんどん読み進めて行きました。
下巻では、思わせぶりな表現があり、犯人は、一体誰だに終始意識が行きました
素性の分からない相手を探る心理描写が凄く上手いと思いました。特に娘の幸せを願う父の気持ちが痛かったです。面白かったですが、もっと短くても良かった気もしました(笑)
最後は、何だか消化不良でしたが・・ミステリーの様でミステリーでは無くあくまでもヒューマンチックな本でした。
 
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