読後感想 「精霊の木」

 上橋菜穂子 著

 を図書館で借りて読む。シンと従妹のリシアが精霊の木を守るSFタッチの冒険物語。

 ナイラ星のリシアが突然夢の中で過去の歴史に戻る超能力に目覚める。

 リシアには精霊の木を探す事を託されていたのだった。しかし、政府機関の環境調整局が侵略の歴史を

 隠す為に、2人に捕獲者を放つ。そこに家族やロシュナールの民との人間模様が描かれている。

 守人シリーズの後に書かれた本だと思っていたので、初めに、この物語を読んだ時凄い違和感を覚えた

 しかし、あとがきで上橋さんのデビュー作だと知って、とても嬉しくなった。ここが出発点なんだ~と

 守人の原点だ。物語よりも上橋さんの歴史を知れて嬉しかった。

 上橋さんファンにお勧めです。