読後感想 「楽園のカンヴァス」 V12095
原田 ハマ 著
を図書館で借りて読みました。原田さんは、2冊目。キネマの神様が面白かったので、
チェックしている作家さんです。
ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。
一言で、大当たりの本でした
真贋判定にちなんで、画家の謎めいた文書を読むのが、凄く面白くて、食入りように読みました。
主人公達のアンリ・ルソーの絵画に対しての分析力が、半端無いんですね~
ラストは、意外な展開に・・
絵画にまつわるミステリーとして新境地の確立ですね
一つの絵画を巡ってこんな話を良く書けるなぁ~と思っていると、筆者の経歴を読んで納得し
ました。
この本を読んで、またこの絵を観るともっと深い鑑賞が出来そうですね~
「鑑定」で反応する方におススメで~す